※2020年2月4日「ブロンプトン旅」についてもう1記事追加しました。
「ブロンプトン」、「旅」で検索している方が多いようです。憧れですよね。自転車旅ってやつは。そこでブロンプトンを輪行しまくっている私が実際にやって判明したブロンプトン旅のリアルを書いていきたいと思います。
というわけで「ブロンプトン」「旅」のリアルを深彫りしつつ書いていきます。
①電車での持ち運びは許容範囲
②積載能力は最高クラス
③旅先では意外と取り回しに苦労する<工夫次第>
④冒険感は半端ない
⑤ロングライドやヒルクライムは可能。ただし要カスタム
①電車での持ち運びはギリギリ許容範囲
ブロンプトンの最大の特徴は折りたたみにより非常に小さくなることです。折り畳み界最強クラスの性能です。それは誰しもうなずく事実。
じゃあ輪行が快適かといわれると、わりと微妙だったりします。
あれ?微妙なんですか?
はい。ちょっと説明していきましょう。
例えば電車での輪行。ロードバイクの輪行に比べれば圧倒的に楽ですが、あれは個人的には「手荷物としてほぼアウトだけど、他の人のやさしさでかろうじて許されてる」という感じです。
例えば激混みの埼京線とか、新宿とかではロードバイク輪行できませんからね。雰囲気的に。
さてではブロンプトンはどうでしょうか。
通常はこのサイズ。
でもたためばこのサイズになります
これならちょっと大きめのキャリーバック程度ですね、イメージとしては海外を5~6日旅行するときの中くらいキャリーバック程度です。
まぁこれなら持ち運べますね。邪魔ではありますが許容範囲です。
埼京線でも新宿でも激混み時以外なら電車に乗れるでしょう。激込み時はあきらめてください。そういった意味で状況には左右されますので、ぎりぎり許容範囲で微妙となります。
②積載能力は最高クラス
非常に多くの荷物を積むことが可能です。この写真は静岡に輪行旅に行った時のものです。
後ろにはイチゴを箱買いし、前には30リットル級のリュックを載せています。
す、すごい。こんなに荷物がのるとは!
これほどに積載能力のあるミニベロは他にありません。
ここまで載せられると、ブロンプトンとは「乗車できるキャリーカート」だとすら思います。
旅というものは荷物が多くなりがちです。そのためブロンプトンを選ぶのは荷物を楽に運ぶという観点からなかなか合理的な判断かもしれません。
③旅先では意外と取り回しに苦労する<工夫次第>
良いことばかりではありません。コンパクトになりますが重いのです。鉄の塊です。
ちょっとした段差や、階段などでは遠回りしてエレベーターを使うか自分で担いで持ち上げるかの二択を迫られます。特に電車などに乗るときは駅のホームに行くために階段を上りおりする機会が結構あります。これが苦労の主要因です。
階段の昇降時に持ち上げるのは気合を要します。
担ぐには重すぎだよね・・
そういった意味で取り回しの苦労があります。
また盗難にも気を配る必要があります。常にしっかりと鍵をかけてなるべく長時間の駐輪は避けるようになります。
そうすると結構手間で、旅行の40%くらいがブロンプトンの世話を焼くことになるイメージです。
手がかかるやつですねまったく(愛)
対策の一つとしてはキャリーカートを使いましょう。これで持ち運びはかなり楽になります。
④冒険感は半端ない
旅先では公共交通機関で名所をまわる人が多い。でも名所って意外と全国似たようなもんなんですよね。
たしかに。。。最近の観光スポットは似てるとこ多いかも
見たことがない風景や景色が見たくて旅行しているのに、似たような観光名所では期待外れです。しかしブロンプトンで名所まで自走すると話は変わってきます。
見たことがない景色や名もない絶景、珍スポット等に出会うことができます。
例えば私が見つけた珍スポット。これは名もなきカエルそっくりな巨石です。
めっちゃ似てるでしょ?これ10mくらいの岩なんだぜ。しかも誰にも知られてないスポット。
こういう謎スポットを発見できるのです。こういう自分で発見する喜びがあります。ただ観光エリアを眺めるのではなく「見る」。
こういった発見ができるので冒険感がすごいのです。また、どの道が正しいルートなのかわからないというのも心を高揚させます。
幼いころ自転車で知らぬ道を走っているときこう思ったことはありませんか?
この道をいったらどんな景色が広がっているんだろう!?
こういうフルパワーで過ごしていた少年時代の心がカムバックします。ほら冒険感を思い出せませんか?
⑤ロングライドやヒルクライムは可能。ただし要カスタム
ブロンプトンはロングライドに向かない?→NO
ブロンプトンはヒルクライムできない? →NO
はっきりといいましょう。どちらも充分可能です。ただし要カスタムです。標準装備でもできないことはないですが快適とは言えません。
ブロンプトンは標準装備が完成形とよく言われますが、それにとらわれる必要はありません。
使いやすいようにカスタムすればいいのです。
ロングライドとヒルクライム向けにカスタムしたいなら、ドロップハンドル化は超簡単だしおすすめです。
詳しくはこの記事を読んでみてください。
<誰でもできる>ブロンプトンにドロップハンドルをつける方法とレビュー
下ハンドルがあるだけで激坂もしっかり下ハンドルを握って登れるし、平地では前傾姿勢になり高速巡行が可能になります。
パーツ金額も安く、カスタム時間も10分程度なのでカスタムしない理由は特にないかと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。これがブロンプトン旅のリアルです。私としてはダメなところや、面倒なところもあるけど超楽しいので皆さんにおススメしたいレベルで好きです。
ブロンプトン旅をとことん楽しもう!
この記事を書いてから8カ月ほど経ち、考えは変わったのか?新たに「ブロンプトンで旅」記事を作成しました。↓