ハリークインというミニベロをご存知でしょうか。
ブロンプトンを知ってる人なら、この自転車を知ってる方も多いはず。
なぜなら明らかにブロンプトンをコピーした自転車だからです。
って方も多いはず。
しかしながら、最近このハリークインって実は有用な存在なんじゃないか。
そう思うわけです。
そこで今回はこんな方向けの記事。
oK です。実際実物も見た結果、考察していきましょう。
ハリークインはブロンプトンにそっくり
まあまず最初に言わなければいけないことはコレ。
明らかにブロンプトンを意識したデザインです。
コレですね。
非常にそっくりなわけです。
しかしながら、全て完璧にコピーしたわけではありません。
微妙に折りたたみ姿が、違うんです。
この構造のせいで、折りたたみサイズは若干ブロンプトンよりも大きいです。
まあこんなわけで、ハリークインを最初は『中途半端なコピーブロンプトン』と思ったわけです。
しかしながら、実運用面からみていくと意外な評価になることに気づきました。
具体的に言うと、このハリークインはブロンプトンの弱点を克服していて、結構アリなのです。
ちょっと説明していきましょう。
克服ポイント1:ハリークインはアルミ製なので錆びない
ハリークインはフレームにアルミ素材を使っています。
アルミ素材の良いところは、錆びないというところです。
すなわち、雨の日にガンガン使ってもあまり心配いりません。
一方ブロンプトンの場合、フレームが鉄製です。
そのため雨に降られてしまうと、フレームが錆びないようにしっかりと拭き掃除する必要があります。
塗装の皮膜でカバーされてるうちは気にしないで大丈夫です。
でも輪行などしてフレームに傷がつくと、そこから錆びの可能性が生じます。
過去ズタボロで傷多めの古い台湾ブロンプトン/(^o^)\
値段の高いブロンプトンが錆びると、かなり精神的にダメージがあります。
一方ハリークインのアルミ製フレームであれば、割と適当に使っても大丈夫です。
ブロンプトンに一生つきまとう、サビの問題をハリークインは克服してるわけです。
こういうメンテナンスにあまり手間をかけたくない人には、相性が良さそうなんですよね。
克服ポイント2:ハリークインは盗難されてもダメージ少ない
折りたたみミニベロに付きまとう問題があります。
それは『盗難されること』です。
これは特に高級ミニベロには死活問題です。
具体的に言うとブロンプトンではダメージがでかいです。
誰もが盗まれたくないので、鍵をするわけです。
色々試した私のお勧めとしては圧倒的にこれです。
詳しくはこちらを参照ください。
でもここまでしっかりした鍵でも、窃盗団が本気を出せば盗むことができてしまう。
そこで出てくるのがハリークイン。
ハリークインは圧倒的に値段が安いのです。
もうほとんどは絶版で在庫はないんですが、たまにアウトレットで在庫が出てきます。
わたしは冒頭でブロンプトンの劣化コピーとか言っちゃいました。
でも、ハリークインにも転がしキャリアもは付いてるし、コンパクトに畳めます。
という事はやれること自体は、ほとんどブロンプトンと一緒です。
つまり得られる体験は、ブロンプトンとあまり変わらないわけです。
と最近思うわけです。
ちなみに私は、輪行しつつ釣り場まで走行して魚釣りもします
そうなると、釣りをしている間は自転車から離れるわけです。
つまり盗まれる確率が格段に上がる。
同じ盗まれるなら、20万の車両を盗まれるより4万円程度のほうがダメージが小さいですよね。
そういった費用効果面でも抜群。
ブロンプトンは人気車両で、世界でも愛用されまくってます。
しかしそれが仇となり、値段が高く転売目的で盗難されやすいです。
この問題を解消してる点で、ハリークインって十分役に立つミニベロが気がしてきました。
まとめ
ハリークインはただの劣化版ブロンプトンではありませんでした。
普段はあまりスポットが当たらない、ブロンプトンが抱える問題の解決案とも言えます。
ただ残念なことに、ハリークインの車両自体は、もう絶版化してほぼ在庫がありません。
あればラッキーだし、なければ後継機種の電動ハリークインもおすすめです。
アウトレット価格になってますし。
実際に電動ハリークインをチェックしてみた記事はこちらです。