みなさんwktkしてますか?え、わたしですか?
も、もちろん息を吸うような頻度でwktkしてますよ。
秒速でwktkする男ですからね。わたくしは。
・・・いえ、すいません正直に言います。最近wktkたりてませんでした。というのもプライベートで検討しなければいけないことが多くて、大変だったのです。
そこでwktk取り戻すべく前から検討していたアレに挑戦してみました。そうロードバイクで「激坂ヒルクライム」です。
どういうものかというと、斜度がキツイ峠をロードバイクで登るというものです。
非常にシンプルでクレバーなガチムチ企画です。みなさんもこの賢さに震えなさいね。
さてこれを以前からやろうと思ってたのです。目指すは長野のヴィーナスラインという標高1800mがゴールです。
というわけで実際に挑戦してみました。いざwktk!ルートはこちらです
前日23:00準備不足で寝れない!
前日の時点で本当に実行するか迷い始めるw
寒い&キツイ思いしてまでやる必要あるのかなぁ
と何度もよぎる。たしかに楽をするならやる必要は一切ない。
でも世の中には、やれるときにやらなければいつまでもやらないby俺 という名言があることも知っている。
だから迷いながらも、準備して結局深夜までかかりました。
当日5:00起床!外は真っ暗。
朝5時に起床してあることに気づきます。
あ、寒すぎやばい
ということで万が一に備えて用意していた寒さ対策のウインドブレーカーにウルトラライトダウンを追加します。
しんどいが、まぁやってみるか!ということで若干準備して出発です。
~電車~
もよりの駅でロードバイクをばらして、電車輪行です。
あらためて思ったのは
”( ,,`・ω・´)ンンン?ロードバイク担ぐのし”ん”と”い”ぃぃ!
\モンベルの輪行袋を使っています。これ袋にいれやすくていいですよね/
あまりにもしんどいロードバイクを担ぐ所業でした。
普通に考えてキツイ。さらにこれを担いで少しでも邪魔にならないよう最後尾車両を目指すのもかなり消耗する。これは試されている。
「愛を、ロードバイク愛を試されているのだ・・・」
私は心の中でこんなこととか「神よ・・・」とか都合の良いことを考えてどうにか乗り切る。
(行っておきますがこれ休日の出来事ですよ、、、)
スタートの上諏訪駅に到着!
ついに到着しました。今回は上諏訪駅からヴィーナスラインを目指すのが最短っぽいです。
しかし私はこの”最短”というのが激坂界において何を意味するのかまだ何も理解していなかった。
そのことをこの時点で私はまだ知らない・・・・
とりあえず輪行自転車を組み立てなおしスタートします。
はしりはじめて10分あたりから異変が。
なん・・・だと・・・いきなり超激坂。
最初はこんな感じのちょっと坂があるなぁ程度の市街地の道だった。
スタート直後はしばらく道はゆるゆるだろうなぁ・
しかし現実はいつも助走をつけて私にぶん殴りかかってくる。
これスタートして15分後のことだぜ。信じられないだろ?
なんとすぐに激坂に突入してしまいました。
ゴールまで全長18kmあるというのに1km地点くらいで激坂が始まりました
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ””””!激坂区間出現がはやい!
途中の天才カラスにほっこり
激坂でもだえてるなか視界にはいってくる奇妙な光景に気が付きました。(ノーカウント休憩チャンス)
カラスです。
いえ、カラスがいるのは普通なんですが、上空からなにかを落としているんですよ。
よくみるとクルミ。
しばらくするとそれを地面から回収する。また上空から落とす。
しかも車が近付いたときに落とす。
これは、まさか。。。車にクルミを割らせようとしているやつだ!
まさかとは思ったものの、何度もチャレンジしているところを見ると確実にわざとやっている。天才カラスだ・・・すげぇ。
しばらく見てたが、ヒルクライムをさぼるわけにもいかないので漕ぎはじめ再スタートです。
リアルで見るとカラスのポテンシャルの高さに震える
(ちなみにこの後も別の場所で同じことやってるカラスいました。やつら学習しあっている・・・!)
激坂特有のヘアピンカーブが出現しはじめる。
ヒルクライムを始めて40分くらいの時点でヘアピンカーブが出現をはじめました。
もはや直線では標高を稼げないのでヘアピンカーブを連続させることで徐々に登っていく道です。山岳道路特有のやつですね。
このきつすぎる傾斜はもはやイリュージョン。現実なのか?
き、きついなぁ(恍惚)
そうここら辺から激坂パンチを喰らいまくり、身体が変容を始めます。あまりに激坂がきつかったので「苦しみは喜び」とか唱えまくっていたら、わりとまじで楽しくなってきたわけです。
脳内麻薬ってやつだなぁ。
ヒルクライムは中毒性があるといわれてましたが徐々にその気持ちがわかってきました。
標高があがり雪が出現しはじめる
スタートしてから1時間30分が過ぎようとしていると、道路にアレが出現しはじめました。雪です。
やはり標高が上がってきたので寒く、路肩には雪が残っています。幸い道路の真ん中は積雪がないため路肩を避けて中央を走ります。
ついに霧ヶ峰高原の標識が出はじめる
ずっと一本道でしたが途中で道路の分岐がありました。そこにはこんな標識が。
霧ヶ峰高原はヴィーナスラインを経由した先にあるので、じわじわとゴールに近付いているのが実感できます。
が、それとともに斜度と雪も強烈になってきます。つ、つらい(恍惚)
さて路面もだんだんと状況が悪くなってきました。
アスファルトがわれているのです。
自動車にはどうってことない路面のへこみもロードバイクには命とりです。慎重にゆっくり進みます。(というか貧脚の登坂でスピードでない)
悪路×登坂×雪 というヒルクライムのきつさを存分に味わえるフルコースですね。本当にありがとうございます。
途中蓼の海公園で記念撮影という名のノーカウント休憩です
おせんべい補給タイムにうってつけ。
かなり標高があがってきた!
スタートしてから2時間。かなり標高があがってきました。というのも日陰部分の道路は路面中央も凍結してたり下界とは状況の違いを明確に感じます。
と、ここで唐突に撮影をしたくなりロードバイクをいい感じで撮影し始めます。
うーん、いい!GOPROで撮影したんだけどこういうとき迫力があって広角のカメラは良い
エクセレンッッッッッッッ!
記憶うっすらの高原付近!
さて2時間30分時点でついに視界がやや開けた場所に到達しました。
そして振り返ると絶景の山が!
ここらへんからは雪の量が段違いでサドルほどの高さで路肩に積みあがってました。そしてついにこの看板が。
霧ヶ峰高原とうちゃくー!!!!
霧ヶ峰高原スキー場に到達!
さらにどんどん走っていると、雪原が見えてきました。よくみると
スキー場だ!
すげぇや。スキー場にちゃりでくる日が訪れるとは。
せっかくなので、ゲレンデを入れてロードバイクを撮る。
ゲレンデビューのレストランがあるも、自転車の服装で行くと浮きそうだなぁ。。ということであとで検討とし、スルー。
ついにヴィーナスライン突入!
さてここからは唐突にヴィーナスラインに突入です!
さきほどのスキー場前の一本道を登り続けるとそのままヴィーナスラインになっているのです。
雪原をバックに見晴らしの良い一本道です。車も来ないので撮影しまくります。
か、かっこいい!なんてかっこいいロードバイク!
さてひとしきりの撮影を終えてとりあえず最も高いと思われる地点まで向かうこととします
当面の目標は、遠くに見えるレストラン的な建物です。
さいわい日差しが良いので寒いながらも快適に走れますが、途中のガソリンスタンドにあったつららはかなりの長さに。
普段は極寒なんだろうなと自然のやばさを感じます。
こういう道を走っていると、きついがチャレンジして本当に良かったとハレバレした気持になります。
そして誰もいないヴィーナスラインをひたすら一人で走る。
風の音以外はなにも聞こえない。
最高だ。。
到達!車山肩。レストランは休暇中。
スタートから3時間。ついに目標地点へ到達です。レストラン的な場所は車山肩の雪山登山口になっていました。
おれはついに!やったんだ!
こみ上げる喜びと達成感で満たされました。これが激坂ヒルクライムか。中毒性がありますね。これを一度味わってしまうと脳に強烈に刻まれます。
ちなみにここには重装備の雪山登山者がおり、自転車で来た自分は相当異端でした。
おまけ ゲレンデのレストランで昼ご飯。
せっかくだし途中にあったゲレンデのレストランで食事にしました。まぁ服装的にサイクルウェアでちょっと浮いているけど仕方ないか。。。
そばを注文して速攻で食べ終わると、コーヒータイムです
はぁ。。あったまる。ゲレンデを見てコーヒー飲むとか最高すぎるよ。
まったりしてたら、店員さんから声かけられました。
店:
自転車で来られたんですか?
私:
はい、そうなんですよ
店:
先週は雪で大変だったんですが、今日は天気よくてよかったですね
私:
そうなんですか!実は先週来ようと思ってたんですが、今日にしてラッキー!
そう実は、もともとは1週間前にチャレンジをしようとしてたんですがが、決心がつかず延期して今日にいたったわけです。あぶねえぇ
ゲレンデのレストラン内でかなりの浮きっぷりを感じたわけですが、店員さんのホスピタリティのおかげで和みました。
最後に自転車でここまで来たので、先人に敬意を表してアレやっときますか。
その後は1時間30分くらいかけてダウンヒルを楽しみました。
まとめ
今回3月初旬に行ったのですが実はヴィーナスラインは4月中旬まで冬季閉鎖しているルートがあるそうです。
しかし諏訪湖側からは特に閉鎖区間もなく、ヴィーナスラインを経由して車山肩までいけたので、冬季にどうしてもヒルクライムしたい人は今回のルートを使うとよいですよ。
あと、ヒルクライムは超つらいが本当に最高ですね。
これはヤミツキになります。ただ電車でロードバイクを担ぐのがしんどい!このしんどさはちょっといらないよなぁ。
でもまたチャレンジします!