「ブロンプトン」、「旅」で検索している方が多いようです。よくわかります憧れですよね。
自転車旅ってやつは。
特にイギリス製のブロンプトンで優雅に旅をするって。
そこでブロンプトンを輪行しまくっている私が、実際やってみて判明したブロンプトン旅のリアルを書いていきたいと思います。
というわけで「ブロンプトン」「旅」を深彫りしつつ書いていきます。
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ブロンプトン旅のリアル
最初に書いておくと、これがリアルな感想かなと思います。
①電車での持ち運びは許容範囲
②積載能力は最高クラス
③旅先では意外と取り回しに苦労する<工夫次第>
④冒険感は半端ない
⑤ロングライドやヒルクライムは可能。ただし要カスタム
というわけでそれぞれについて解説していきましょうかね。
①電車での持ち運びはギリギリ許容範囲
ブロンプトンの最大の特徴は折りたたみにより非常に小さくなることです。
折り畳み界最強クラスの性能です。それは誰しもうなずく事実。
じゃあ輪行が快適かといわれると、わりと微妙だったりします。
例えば電車での輪行。
ロードバイクの輪行に比べれば圧倒的に楽。
でもあれは個人的には「手荷物としてほぼアウトだけど、他の人のやさしさでかろうじて許されてる」という感じです。
例えば激混みの埼京線とか、新宿とかではロードバイク輪行できませんからね。雰囲気的に。
さてではブロンプトンはどうでしょうか。
たためばこのサイズになります。
これならちょっと大きめのキャリーバック程度ですね。
イメージとしては海外を5~6日旅行するときの中くらいキャリーバック程度です。
埼京線でも新宿でもこれなら電車に乗れるでしょう。
②積載能力は最高クラス
非常に多くの荷物を積むことが可能です。
この写真は静岡に輪行旅に行った時のものです。
後ろにはイチゴを箱買いし、前には30リットル級のリュックを載せています。
ここまで載せられると、「乗車できるキャリーカート」だとすら思います。
荷物の多くなりがちな旅で、ブロンプトンを選ぶのはなかなか合理的な判断かもしれません。
③旅先では意外と取り回しに苦労する<でも工夫次第>
良いことばかりではありません。
ブロンプトンはコンパクトになりますが重いのです。鉄の塊です。
ちょっとした段差や、階段などでは遠回りしてエレベーターを使うか持ち上げるかの二択を迫られます。
こういう段差は辛すぎ/(^o^)\
持ち上げるのは気合を要します。そういった意味で取り回しの苦労があります。
また盗難にも気を配る必要があります。
そうすると結構手間で、旅行の40%くらいがブロンプトンの世話を焼くことになるイメージです。
手がかかるやつですねまったく(愛)
④冒険感は半端ない
旅先では公共交通機関で名所をまわる人が多い。でも名所って意外と全国似たようなもんなんですよね。
見たことがない風景や景色が見たくて旅行しているのに、似たような観光名所では期待外れです。
そんなことがよくあります。
しかし名所までの道をブロンプトンで走ると話は変わってきます。
見たことがない景色や名もない絶景、珍スポット等に出会うことができます。
例えば私が見つけた珍スポット。
これは↓名もなきカエルそっくりな巨石です。
観光本にも乗ってなく面白い(と自分が感じるエリア)。
こういった「自分の感性で好きな場所を発見できる」という意味で冒険感がすごいのです。
また、どの道が正しいルートなのかわからないというのも心を高揚させます。
「この道をいったらどんな景色が広がっているんだろう・・・・」というフルパワーで過ごしていた少年時代の心がカムバックします。
⑤ロングライドやヒルクライムは可能。ただし要カスタム
ブロンプトンはロングライドに向かない?-NO
ブロンプトンはヒルクライムできない?-NO
どちらも十分可能です。ただし要カスタムです。
標準装備でもできないことはないですが快適とは言えません。
ブロンプトンは標準装備が完成形とよく言われますが、それにとらわれる必要はありません。
使いやすいようにカスタムすればいいのです。
ロングライドとヒルクライム向けにカスタムしたいなら、ドロップハンドル化は超簡単だしおすすめです。
詳しくはこの記事を読んでみてください。
色んな車種につけて試しています(笑)
下ハンドルがあるだけで激坂もしっかり下ハンドルを握って登れるし、平地では前傾姿勢になり高速巡行が可能になります。
それでは、みなさんブロンプトンでよい旅を。